「『時の男』〜匂うがごとく今盛りなり」 リリパットアーミーⅡ

松下IMPホール。行ったことなかったので迷う、迷う、迷う…。
その前に環状線で外回りと内回り間違えるし、間に合わないかと思ったよ。
JRだと駅からも遠いのよね。ヒールの高い靴じゃなくて正解〜。

以下ネタバレありの観劇メモ










見る前に、内容がさっぱり想像できなくて、時代物、源平もの、殺陣、ダンス…。キーワードをいくつか並べてみても頭の中は「???」な感じ。
観る前に期待する、しないじゃなく、想像も出来ない常態で行ったのが良かったのか、大変楽しんでまいりました。

大筋の話自体は、ちょっと切ない感じ。まぁ、源平ものはどこを切り取ってもそんなにハッピーな話はないですが。
だからストーリーで笑わせるんじゃなくて、所々にはさまれるネタで笑う、といった具合でした。
歴史観にこだわりのある人は辛いのかなー、と思ったり。

確かに殺陣もダンスも盛りだくさん。
アカマロさんアオマロさんクロマロさんの「マローズ(?)」は登場するたびにテーマ曲があったので、ご本人たちが登場する前に音楽が流れるだけでなんか可笑しいし。
ピクニックシーン、可愛かったなー。登場するときは「ハイジ」だったけど、退場する時は何歌ってたっけー?思い出せないよー。
ゴルフも面白い趣向でした(笑)。でもピンポン玉の行方ばかりが気になって、何をしゃべってるのか全然わかんなかったよ。

みんなでパラパラ踊ってるし。他の出演者さんたちは普通に笑顔だったりするのに、粟根さんは無表情通り越して人殺しの目になってるし。
あ、ラスト近くで茜子ちゃんにエールを贈るダンスは、良いシーンでした。笑って良いのか泣いていいのか複雑じゃったよ…。

レミゼバリケードシーンのパロディはあるし。
こんなところで、こんな風に見せられても、涙が出るのがちょっと悔しいですよ。「バリケード→涙」は私の中で条件反射になってるようです。

裏切り者頭脳派陰陽師、粟根さん、大変素敵でしたー。
頭脳派なのにバランスボール。陰陽師なのに床に転がってジタバタ。ちょっと可愛らしすぎですよ(笑)?
粟根さんに関しては、今更ながらですが、いい声だなぁ、と。関西弁というより京言葉風の台詞回しに、ぴったりでした。
最後にキリタにやられるあたりは、こっちまでむずがゆくなりましたよ。見事な死にっぷりでした。

公演後、パンフレット購入者には出演者のサインがもらえる、とのこと。
リリパでは普通のことなんでしょうか?この回のサイン担当者さんは粟根さんと中道さん。
「わぁい♪」とばかりに並んでまいりました。
中道さんは劇中で亀のカメリアをとても可愛がっているのですが、なんと指輪まで「亀」でした〜。
画像は挟んでいただいたティッシュさえ捨てられないパンフレットでございます。

土曜のマチネでしたが、後ろのほうは結構空席もあって、もったいないなーって。
そんなにお高くなかったし、劇場まで遠くなかったら何度か見たかったのですが。

DVD化、しないかなぁ。大阪公演分の映像なら迷わず買うんですけどね〜。

追記:DVD化、難しいらしいですね〜。残念。