舞台「レインマン」@シアターBRAVA!

映画はちゃんと見た記憶がありません。見たかもしれないけど、覚えてません。
でもそれが良かった気がします。映画との違いを探してしまう、という見方にならなかったから、良かったなーと。
レイモンド(自閉症患者)役の橋爪さん、凄かったです。
テレビドラマでの印象しかなかったのですが、もう、そんな風な印象しかなくってごめんなさい、という感じ。自閉症の患者さんにしか見えないし、あの記憶力。そして、結構早口な台詞回しだったのに、客席の後ろまでちゃんと聞き取れる声。
(私の席は2階席、後ろから2列目)
自慢して良いです!
そんな橋爪さんの相手役、弟チャーリーの椎名結平さん。
良いですねー。
ほとんど二人だけのお芝居でしたが、主役はやっぱり橋爪さん、ということになるんでしょうか。まぁ、レイモンドがレイモンドでなければ成立しないしなー。
でも、チャーリーの変化があるから「物語」になるわけだし。でもあまり大袈裟でも見てるほうは醒めてしまいそうだし。加減の難しいところなのではないかなー、と思ったり。

メモ1.
サッカーのリフティングがすごいな(笑)!、とか、朴さんの衣装が「サービスかよ(笑)!」とか。
メモ2.
客層も幅広くて、ホント老若男女。落ち着いた年配のご夫婦から、若いカップル、女の子のグループ、一人で来てる男性。
思ったより若い女の子が多くて、椎名さんのファンの人たちかなぁ、と思ってたのですが、朴さんだったようで妙に納得。
ハガレンエドっていうより、個人的にはターンAのロラン・セアックですが。

メモ3.
一昨年だったか「ディファイルド」という舞台を観ました。大沢たかおさんと長塚京三さんの二人芝居です。
大沢さんが見たくてチケットを取りましたが、期待以上にお二人ともかっこよくって、劇場から去りがたかった記憶があります。
(あまりにも去りがたくて、終演後フラフラと舞台下まで行って、紙切れを拾って帰った)
今回も同じ演出家さんだったのですね。パンフレットを読んで気がつきました。
鈴木勝秀さんという方。「ラスト・ファイブ・イヤーズ」もそうでしたね。