レ・ミゼラブル@帝国劇場(3ステ分まとめてメモ)
1泊2日で3ステージも見たら、さすがにお腹いっぱいになるかと思いきや、複数キャストの罠発動中。見逃したキャストさんも見たいし、ご贔屓さんは何度だって見たい!
結構な量になったのでたたんどきます。
しばらく前からキャスト内でインフル流行中らしく(劇場の張り紙には急病と体調不良って書いてありましたが)交代が多くて、育三郎マリウスと松原アンジョが見られませんでした。残念。
あと、指揮者が若林さんという方に変わってました。やっぱ指揮する方が代わると細かい印象がかわりますね。塩田さんも好きですが、ちょっと井村さんが恋しくなりました。
もうレミゼは振らないのかなぁ。
1日目はマチソワ、2日目ソワレ。それぞれ1階真ん中あたり、2階席XA列、2階席真ん中あたりで見ましたが、全体を見るのは2階席の前の方が良いかな。思ったより見やすかったです。ただ役者さんの表情まで追おうとするとオペラグラスが必要ですね。
マイ主要キャストだけメモ。偏っててごめんなさい。敬称略です。
10/31マチネ | 10/31ソワレ | 11/1ソワレ | トークショー | ||
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ジャン・バルジャン | 橋本さとし | 別所哲也 | 橋本さとし | ○ | |
ジャベール | 阿部裕 | 岡幸二郎 | 岡幸二郎 | ○ | |
エポニーヌ | 新妻聖子 | 坂本真綾 | 知念里奈 | ||
マリウス | 泉見洋平 | 泉見洋平 | 泉見洋平 | ○ | |
コゼット | 菊池美香 | 神田沙也加 | 神田沙也加 | ○ | |
アンジョルラス | 原田優一 | 坂元健児 | 原田優一 | ||
グランテール | 松村曜生 | 伊藤俊彦 | 松村曜生 | ||
クールフェラック | 清水裕明 | 麻田キョウヤ | 麻田キョウヤ | ||
コンブフェール | 菊地まさはる | 近藤大介 | 菊地まさはる | ||
フイイ | 鎌田誠樹 | 石井一彰 | 鎌田誠樹 | ||
バベ | 櫻井太郎 | 丹宗立峰 | 櫻井太郎 |
2日続けてさとしバルジャンを見ましたが、相手役が代わるからでしょうか、二日目の方が安定感があったというか、1日目は「あれ?さとしさん初日だっけ?」と思ったほど。
司教様に出会う前の悪人っぷりというか、すさみっぷりは狂犬じみてて、別所バルジャンにはないものでした。
宿屋で追い出されるシーンとか、主人から客から全部殴り倒さんばかりの勢いなのに、結局は多勢に無勢で最後突き飛ばされて可哀想。しかも最後に鞄を投げつけるのマリウスだし。や、違うんだけど。
司教様と出会って生まれ変わるわけですが、司教様がらみでは燭台をもらって、それを入れてもらった鞄を抱きしめるシーンがお気に入りです。
以前、さとしバルは「独白」にすごく力を込めてるって言ってたような気がするんですが、確かに聞いてると「チカラ入ってんな!」って思えました。
コゼットを迎えに行ったテナルディエ・インでのこと。さとしバルは差し出すお札を左右に振ってテナ夫妻と遊んでました、真顔で。別所さんは普通。あそこであまりふざけてもらうのは好みじゃないので程々にしてもらえると良いんだけどな。
今回は別所バルもさとしバルも熱血系だったので今井さんの癒し系バルジャンが観たくなりました…。
同じ熱血系でもより不安が見え隠れするのがさとしバルでしょうか。バリケードのシーンではよくマリウスを目で追ってるとおもうのですが、あれが結構気に入ってます。
ジャベールとの対決は、やっぱさとしバルvs岡ジャベが好み。
病院での対決でジャベールが倒れてしまってからも、バルジャンの上着の裾を掴んでるんですね。今回始めて知りました。バルジャンもまた煩げに振り払うのよー。良いわー。
初見の阿部ジャベですが、なんというか普通にジャベールでした。チラシ写真からもっとアクの強いジャベールを期待してたので、期待値が高かったせいかもしれません。しかも他の2ステは岡さんだし。比べちゃいかんと思ってもやっぱりね。
岡ジャベですが、今回は自殺でのオクターブ上げナシ。残念。あれは聞けたらラッキーって思ってたほうが良いかも?名古屋でオクターブ上げの内ないバージョンを聞いて物足りなさを感じてたような気がするんですが、今回は全体的により凄みが増したというか、「バルジャン、遂にまた出逢ったな」はちょっとゾクッとしたですよ。
岡ジャベは走ってても美しいですねぇ。馬車のシーンで、逃げる民衆の一番後ろを半周分くらい走るじゃない?あれが焦って走ってるはずなのにちゃんと美しくてさすが岡さんでした。
でもって3ステージとも泉見マリウスで、お相手はさやコゼと美香コゼ。マリウスも二人のコゼットもみんな可愛くて、プリュメ街とか見てるだけで幸せ。
さやコゼはちょっと声が細いかも?と思いましたが、コゼットは上手く歌うことより、コゼットしての雰囲気なので大歓迎でした。可愛い、さやコゼ。でも今までのコゼットよりちょっと現代っ子風(笑)。
今回初見の原田アンジョですが、泉見マリウスとの組み合わせはルックス的にすごく絵になるー。
原田アンジョ、写真で見てた時は可愛らしすぎたので心配だったのですが、ちゃんとリーダーって感じでした。声も張りがあって美声で良いです。松村グランとの組み合わせしか見られなかったんですが、この松村グランも良かった!弱さ加減がすごいツボでした。
坂元くんアンジョは久しぶり。変わらず体育会系で熱いアンジョですが、さわやか&熱血すぎてカリスマっぽくないというか。庶民派アンジョでした。
あと結婚式シーンは原田君遊びすぎ(笑)。そっちばっかり気になって真ん中のお芝居、ぜんぜん見れなかったよ。楽しいから良いんだけどね。
キャストメモには入れてないですが、安崎テナがすっごく良かったです。下水道シーン、すごく恐い。テナはこれくらい恐い方がスキ。
あとはアンサンブルさんで気になった人だけ。石井さんフイイ、いい声でした。衣装も好み。櫻井さんバベもいい声。てかバベ役の人っていつもいい声だと思う。バリケードシーンの敵からの警告の声っていつもいい声よね。
あとカテコ。さとしバルジャンは相変わらずガッツポーズバルジャンでした。二日目ソワレの最後はさやコゼからほっぺにちゅーしてもらってて、嬉しそうでした。可愛いなぁ、さとしさん。別所さんはファンテを姫抱っこでクルクル回ってました。これはわりといつもかな。
あとお花投げの時、その前にキャストさんに拾ってもらえなかったお花が一つ隅っこに落ちてたんだけど、お花投げが終わって皆さん後方に下がりかけてる時に、岡さんがそれに気づいてくれました。良かった!足取り軽い感じでぴょんぴょん移動して、つつつーと舞台際までやってきて最後のお花を投げてました。他のキャストさんたちは舞台の真ん中あたりまで下がってたので、置いてかないでーって感じでみんなのとこまで戻っていったのが可愛らしかったです。
(1106記)